EU RoHS指令 技術文書作成支援


電気・電子機器を欧州へ上市するには化学物質含有規制であるEU RoHS指令への対処が必要です。 全世界に広がりを見せるRoHSの規制は、このEU RoHSを基本として作成されている場合が多く、色々な地域に輸出される企業にとっては、まずはEU RoHSへの対応が肝心です。


2003年にEU RoHS指令が制定(2006年施行)されて以来改正が行われ、対象製品の拡大・使用制限物質の追加・CEマーキング対象指令への追加など、改定の多い規制です。特に2011年以降、作成と保管が要求される「技術文書」については、正確な理解のできていないご担当者様が多いのが現実です。まずは、基本的な以下の事項をご確認ください。


正しくRoHS指令の要求を満たしていますか?

EU RoHSの対象製品は、「一部除外を除く全ての電気・電子機器」です。

  • EU RoHSに対応するには、EN50581(IEC63000)に基づく技術文書の作成が必要です *
  • EU RoHSへの適合性の証明には、CEマーキングを製品に明示する事が必要です
  • 特別な使途にのみ認められる基準値超過(適用除外)には、有効期限があるため定期的な確認が必要です
  • 新たに追加されたフタル酸エステル類への対処が必要です(カテゴリ8、9は2021年7月21日以降)
  • 通関時や市場での抜取り調査により違反となった場合は、社名や製品名の公表となり、リコールとなる場合もあります

*EN50581は国際規格IEC63000として整合化され、置き変え予定です。

COMMISSION IMPLEMENTING DECISION (EU) 2020/659


RoHS対応においては、CEマーク対応のためのEN50581(IEC63000)に基づく技術文書の作成が非常に重要です。

以下に、その内容を記載します。

CEマーク対応のための技術文書要求

2013年1月より改正されたRoHS指令(2011/65/EU)の第7条ではDecision No 768/2008/ECの付属書IIモジュールAによる技術文書作成を要求し、適合性の証明としてCEマーキングを製品に明示する事を要求しています。

技術文書作成にあたっては、整合規格:EN50581(IEC63000)が発行されており、製造者が電気・電子機器における特定有害物質の非含有を保証するための技術文書作成に関するガイドラインとなっています。また、分析方法としてはEN62321(IEC62321)を引用しています。


EN 50581(IEC63000)においては、以下の情報を技術文書に含め、作成する事が求められています。

  1. 1.製品の一般的な説明
  2. 2.適合性を保証する管理プロセス
  3. 3.管理プロセスに基づいて収集された材料・部品・組立品に関する証明資料
  4.   a.サプライヤーからの宣言書
  5.   b.材料証明
  6.   c.EN62321(IEC62321)に基づく分析試験
  7. 4.用いられた適合規格その他手順書のリスト

この中で、「適合性を保証する管理プロセス」については、以下の点に注意が必要です。

  • サプライヤーから集める情報の決定
  • サプライヤーからの情報収集方法
  • 情報の妥当性評価
  • 維持管理体制

UL島津ラボラトリーのサポート

UL島津ラボラトリーでは、これらEN50581(IEC63000)にしたがった技術文書の作成支援、EN62321(IEC62321)に基づく分析試験など、速やかな対応をサポートしています。正しく要求を満たせるよう、技術文書のひな形もご用意して、解説の上で作成を支援します。ご質問やご興味のある方は、ご遠慮なくご連絡ください。

問合せ先

株式会社 UL 島津ラボラトリー 営業技術部


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